2018/11/03(SAT)-04(SUN)
第74回山口大学医学祭
-YMF2018-
笑医ん祭! -We're In SMILEs-
第74回医学祭を祝って
山口大学医学部保健学科同窓会
双樹会会長 岡野こずえ
山口大学医学部第74回医学祭の開催を心よりお慶び申しあげますと共に、この医学祭が大成功となることを心から願っております。今年のテーマ「笑医ん祭!~We’re In SMILEs
~」は「市民の皆様と学生の交流」が医学祭の理念に挙げられ、一般講演、医学展示、ドクターヘリ展示、骨髄バンクの登録会など様々な企画が用意されているようです。
医療の現場では、科学技術の進歩に合わせて高度な専門的知識・技術、深い入間愛に満ちた医療が求められています。毎年開催されますこの医学祭は、将来、医師、看護師、臨床検査技師になる若者が一致団結して、自分たちが目指す医療を市民の皆様にご提示、交流する場です。そして、市民の方たちからの生の反響を目の当たりにして、更に考え、そして進歩する身近な現場と思っております。
先日、6月24日に第10回双樹会総会および講演会がANAクラウンプラザホテル宇部で大勢のご来賓および卒業生にお集まり頂き、盛会裏に終えることができました。その会のご講演として山口大学医学部卒業生で産科婦人科の李理華先生に[「発展途上国における医療の現状について」~国境なき医師団に参加してみて~]のお話を興味深く拝聴させていただきました。アフリカや中東などの過酷な医療現場で精力的に活動された李先生の生々しい経験談を拝聴して、こんな素晴らしい卒業生がおられるのだと感激しました。そして、日本では当たり前のように安全が守られている母子の命の大切をあらためて考えるとともに、医師だけではなく、看護師、臨床検査技師、エンジニア、事務、職員の食事を担当してくれるコックさん等さまざまな専門を担う人々によるチーム医療なくしては医療が成立しないこと、そのためにはお互いの役割を尊重し尊敬し合うことの素晴らしさも強く感じました。
これから医師、看護師、臨床検査技師になるあなた達は、地域医療、日本医療、世界医療を担うために大いにそれぞれの専門性を磨いて、そして皆が融合して新しい医療を発展させるのです。その一歩としての今回の医学祭をあなた達自らが歩み出し、走り、市中に飛び出し、大いに楽しみながら今までとは違う自分を見つけて成長して欲しいと願っています。私は宇部の一市民として、学生の皆さんの活躍に期待しています。最後になりましたが、今回の第74回医学祭が将来に向けて躍進できる素晴らしい機会となることを心より祈念しております。平成30年8月